小学校教師ふたせんの朝3時からの共育現場〜育つ育てる育てられる〜

小学校教員、元ラガーマン。娘2人の父のふたせんが、朝3時に子供の育ちや自己の成長を記すブログ。自分を成長させたい。

ふり返りでできた本 書評:「みんなのきょうしつ」

先日、学校の読書週間の教室で読み終えたこの本

 

みんなのきょうしつ

みんなのきょうしつ

 

 

この本は、当時埼玉県の小学校に勤めていた岩瀬先生と、株式会社アソビジの中川綾さんが、1年間「ふり返り」を伴走しながら取り組んでいく様子をまとめていった書籍です。

岩瀬先生の教室での出来事を、振り返って中川さんにメールで送り、それに対して中川さんがフィードバックをするといった形式で構成されています。

 

学んだことを今日は書いていきます。

 

岩瀬先生ってこんなことをやっているんだ

日々単位で、教室で起きていたことをライブ感を持って書いてある。そこには1年間かけて、どんな取り組むをしているのかがよくわかるようになっている。

朝のチェックイン、サークル対話での朝の会、教室内のベンチ、探求の学習、『学び合い』のような学習形態、読書家の時間、作家の時間、教室リフォームプロジェクト、掃除プロ制度、PAなどなど。

1年間の流れに沿って、書かれているからどのような時期にどんなことをしていたのかがよくわかる。

今まで学んだ岩瀬先生の実践を1年間という軸で見る新しい機会になった。

 

中川さんのフィードバックに共感

毎日のフィードバックに、とても共感することが多かった。

今回は本に直接ボールペンで思ったことを書き込んでいきながら読み進めたのだけれど、

「そうそう!」と書き込んでいるところがいくつもあった。

この中川さんの立場が、すごく自分に近いのが読み手としては共感を生むところ。

 

岩瀬さんという、いわば「普通の先生」とは違う先生がやっていることとは知りながら、そのやることの意味を知っている上で語っているわけだから、非常にこちらの立場に近いような感覚を覚える。

 

特に秀逸だったのが

 

どうして先生たちは何かを始めるのに、こんなに腰が重いのだろうか。 

 

 というところ。すごく共感した。どうしてこんなにも今の学校教育って固定化されているんだろう。自分自身も固定化されている考えってたくさんあると思うし、知らずのうちにその固定化された考えのもとに行動していることも多いと思うんだけど。

その当たり前を、見直したり、意味を考え直したり、違う方法にしていったりしていく必要がある。

もっと柔らかい考え方で進められる人間になりたいと思った。

 

うまくいくことばかりじゃないこと

すごい先生、岩瀬先生。

でも僕と同じように悩んだり、上手くいかなかったり、イライラしてあたったりするんだなということがこの振り返りからわかった。

「すごいな」と思っている方の、こういうところを見るとすごく安心する。

試行錯誤しながら進んでいるんだなと思った。

 

でも、やっぱりすごいこと。

ただ、一つ「やっぱり違うな」と思ったこと。

それは、この本のもとになっている振り返りを1年間続けていること。

 

岩瀬先生は「1年間で一つ」実践に取り組むということを他の本で言われっていた。

この年は、リフレクション(ふり返り)を1年間行うということを決めて行われていた。

そのために伴走者を中川さんにお願いしたという。

このふり返りに懸ける思い、それはやっぱり違うんだなと思った。

だから、見えてくるものも違うだろうし、次の日へのつながり方も違うだろうなと感じた。

 

ふり返るってことは、そもそもしないことが多いし、しても書いてそのままということになってしまうこともしばしば。

書いて満足!ではなくて、ふり返りのふり返りまでしていく必要があると思うんだけれど。

 

明日のためのふり返り、子供の成長の確認のためのふり返り、次の指導のためのふり返り

そういう意味づけがたくさんできる実践だった。

 

じゃあ自分に置き換えて

この本から学んだことは他にもあるけれど、何よりも、この岩瀬先生という尊敬する先生も

「一つのことに」

「1年間打ち込んで続けてきた」

結果がこの本であると思った。

だからやっぱり自分は自分の実践を1年間かけて突き詰めていく必要があることを再確認した。

すぐにあれもこれもはやめよう。続けてみて、うまくいくこと・いかないことも含めて実践。そこから逃げない。

 

残り28日。