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小学校教師ふたせんの朝3時からの共育現場〜育つ育てる育てられる〜

小学校教員、元ラガーマン。娘2人の父のふたせんが、朝3時に子供の育ちや自己の成長を記すブログ。自分を成長させたい。

小学校でのラグビー 「タグラグビー」について語る

タグラグビーって知っていますか?

小学校で行なわれているラグビーです。

 

今の学習指導要領には、体育のゲーム領域に「ラグビー」が例示されています。

 

このゲーム領域は、ゴール型・ネット型・ベースボール型の3つがあります。

 

ゴール型には、サッカーやバスケットボールがあります。いわば王道スポーツです。

例えば中学年(3・4年)だと、バスケットボールを簡単にした、ポートボールやセストボールなどがあります。それらを経験したことある方も多いのでは?

 

ここの領域はいわば超人気領域の一つで。

子供達の好きな体育の活動の総合商社です。

年間で1つ取り組みます。

 

草の根運動の成果と、昨今のラグビー人気の影響か

その中から選ばれるタグラグビーです。

 

今日はタグラグビーについて紹介します。

 

ルール紹介

まず、このスポーツの一番の特徴がこれ

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タグベルトというものをつけます。いわばしっぽ取り鬼のしっぽです。

これを取るとラグビーの「タックル」となります。

守る側はこれを取ることで進行を妨げます。

 

ボールはこれ。

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やっぱりこれ。楕円球です。この形はラグビーと変わりません。

 

コートは

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これくらいの広さで行います。

4人対4人で行うのが、一人一人のスペースも十分確保されるのでいいです。

 

ボールを持ったらとにかく、トライラインまで走ります。

上記しましたが、守る側はボールを持った人のタグを取れば進行を妨げられます。

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タグを取られた人は、後ろにいる味方にパスをします。(前に投げては×)

パスを受けた人は、またタグを取られるまでとにかく走ります。

 

タグを4回取られるまでに、トライラインを超えたら得点が取れます。

反対に、トライラインを越えるまでに4回タグを取られたら、攻守交替です。

 


4年体育~タグラグビー

 

このように体育の中で、女の子も取り組んでいます。

この動画はかなり現場感に近いです。

 

タグラグビーの良いところ

・ボール操作が簡単

バスケットやサッカーのようにドリブルやパスが複数回なく、「持ったら前へ走る」という操作性の容易さが、色々な児童にも楽しめる要因です。

 

・判断が少ない

「ボールを持ったら、タグを取られるまで前へ走れば良い」ということがわかっているので、動きが単純です。

シュートにするのか、パスにするのか、ドリブルにするのかという判断をしなくていいので、「何をすればいいか」が明確です。運動が苦手と思う女子も、迷いません

 

・運動経験がフラット

サッカーやバスケットは地域のクラブでやっている児童が必ずクラスにはいて、その子たちの独壇場になることが少なくありません。

タグラグビーは経験者がほとんどいなく、皆同じスタートラインから始められます。

 

・多くの子が得点できる

サッカーやバスケットのようにゴールが小さくなく、トライラインを越えればいいのですごく大きいゴールです。シュートなどの操作がないことで、得点することを味わいやすいです。

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タグラグビーの難しいところ

一方で難しいところもあります。

 

・ルールに馴染みがない

ボールを前に投げてはいけない。前に落としてはいけない。オフサイドしてはいけないなどのルールは、子供達の一般的な経験からは知りえないルールです。

今でこそ、ラグビーが少しずつ見られるようになり、五郎丸ポーズが普及するくらいなので、ボールを後ろに投げることくらいは知られるようになりましたが。

 

・大人もわからない

小学校の先生たちもこのスポーツに馴染みがありません。ルールもイマイチわかりません。指導法もです。

だからチャレンジしたがらなかったり、間違って教えていることもあります。

実際にとある自治体の研究会では、初めに「1回ボールを前に投げていい」というルールを設定していて、違うスポーツに成り代わってしまうことがありました。

 

 

 

 

元ラガーマンとしては、このスポーツが世に広まっていくことを心から願っています。

本当に面白いスポーツです。

2019年にはラグビーW杯が日本で開催されます。

それに向けて熱が上がっていってくれることを願います!!

 

日本中の小学校で

「タグ!」「トライ!」

の声が響き渡りますように。

 

来週の研究授業に向けて頑張ります!子供達が。