小学校教師ふたせんの朝3時からの共育現場〜育つ育てる育てられる〜

小学校教員、元ラガーマン。娘2人の父のふたせんが、朝3時に子供の育ちや自己の成長を記すブログ。自分を成長させたい。

学び方は人それぞれ【今こその教師教育 フォーラムに行ってきた】

昨日、セミナーに参加した
 
「今こその教師教育」
対象は中堅。どうやって若手を育てていくのか。
ミドルリーダーとしてどのようなことをしていくのか。
そういうことに焦点を当てた珍しいセミナーで、即申込みをしました。
 
”以下サイトより引用”
ここ数年で学校現場には大量に若い先生たちが増えました。多くの学校では初任から6年目までの若手教師が半数を占めています。これまで学校現場で培われてきたOJTが機能しなくなっているのです。加えて、保護者が変化して、若い教師だからといって、じっくりと待って育ててくれることもなくなりました。では、出口としての大学では、どうでしょうか。教師として学生たちを送り出す体制や技術が整っているのでしょうか。教師としてすぐに現場の厳しさに直面していく学生たちに対して、十分な教師教育がなされているとは思えません。これからの教師教育の在り方について考えるのは喫緊の課題だと思われます。 
 追手門学院小学校で教師教育を専門として若手育成に携わり、大学でも教えている立場の多賀と、ミドルリーダーとして現場で苦悩する飯村、松下の3人で、これからの教師教育を考え合う「場」を作ります。現場の教師教育で悩むみなさん、増えてきた若い教師にミドルリーダーとして何をどう伝えていくのか試行錯誤している先生方も、共に考えませんか。教職10年以上、または、30歳以上の方に限定とします。 
 今後、つながりあっていける場にもできればと考えています。 
 
会場に着き、受付をするとなんと申し込みは1番
ビビット来て、即申し込んだのですがまさか1番とは!
そして1番前に座り、講義を聴き始めました。
 
会場の熱気にビンビン刺激をいただきました。
周りは自分より年上の先生ばかり。
皆、中堅として様々な思いを持ってトライアルしていることが興味深かったです。
講師のお三方の先生方、一緒にディスカッションさせていただいた先生方、それぞれの先生からたくさんの学びをいただきました。
 
講師の先生のお話から。
 
【多賀先生】

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若手の取り巻く環境を中心にお話をいただきました。
若手と中堅の間の自分としては、どちらにも共感していました。
 
若い人の特徴
     今まで受けてきた教育
          ・民主的な教育  理不尽ない お利口さんにしようという思考
          ・体罰のほとんどない教育
          ・協同学習  若い人たちは体験しているから得意
          ・インターネット活用
          これらに最も適応した人たちが教師になった
          だから弱い 打たれ弱い それがスタンダード
          現場に入った瞬間から理不尽なことだらけ
      一方で
          教師の取り巻く環境は厳しくなっている
         ・保護者からのクレーム
          ・子供もセキュリティが大変
          ・教師多忙
          今は全然違う
 
印象的だったのが「先生に叩かれたことある人?」という問い。
会場の半分以上が手をあげていました。
「これがもっと若い人たちだとほとんど手が上がらない」
ここですごく腹落ちしました。
指導する側の教員の受けてきた教育、信じてきた教育観
指導される側の教員の受けてきた教育
これが一致しないことが指導の不一致をうむ。
 
一歩先をいく中堅教員は若手教員の「メンター」であるが、
そのメンターが若手を死においやることだってあり得る。そんなことも言われていました。
 
自分の責任の重さをひしひしと感じました。
「若手の力を活かせるかどうか」とは考えていたけれど、反対に追い込みすぎてしまうこともあるという視点はなかったので、自分の襟を正された気持ちでした。
 
多賀先生のお話からは、若手教員の取り巻く背景をとても丁寧に教えていただき、これから接するであろう若手に対しての「観」をいただきました。
 
仰っていた最後の言葉もまた印象的で
「最後は自分の力」
サポートは全力でするけれども、最終的には自分で気づき、学び、成長していかなければならないことを学びました。
 
 
【松下先生】

 

自治的集団づくり入門 (THE教師力ハンドブック)

自治的集団づくり入門 (THE教師力ハンドブック)

 

 

プレーヤーからマネージャーへ。
この言葉が一番しっくりときました。
もう私たちの世代は、一歩俯瞰して見る立場なんだということがわかりました。
 
ミドルリーダーの役割は「自分の担当している分野の仕事で、教師一人一人の内省を促し、成長へとつなげること」
「自ら動かないことを求められる」
人を動かし、内省を促す機会や関わりを松下先生は意識されているんだなということがよくわかりました。
 
決して頭ごなしな批判をするわけではなく、「ちょっと」指導する。
相手の得意分野について後輩に教えてもらう。
同期・同僚のつながりの場を作る。
 
様々な取り組みの中に、松下先生の人を思う暖かさを感じました。
同僚の先生が喉がいたそうだと、医薬品ののど飴をそっと差し出して思いやるというのは、その何よりの行いだと思いました。周りの人たちは松下先生に「大切にされているな」と感じ、そしてついていくんだろうなと思いました。
 
そういった高い視点から、一歩引いて、相手を思いやりながらマネージメントしていくことの大切さを学びました。
 
 
【飯村先生】
どの子の信頼も勝ち取る!  まずは人気の先生になろう!  ―新卒3年目までの最強クラスづくり―

どの子の信頼も勝ち取る! まずは人気の先生になろう! ―新卒3年目までの最強クラスづくり―

 

 

ご自身の若手時代のあり方を振り返りながらお話ししてくださいました。
 
ご自身は全くいうことを聞かない初任者だった
研究授業をしてボロカスになるまで言われたこと
そこで指導として入ってもらった先生の授業に魅了されたこと
その先生の単元が終わるときの子供達の「エーーー!」という期待していないリアクション
 
それらの経験が今の飯村先生の原動力になっているんだなということを聞いていて感じました。飯村先生のように、「輝いている」先生にもそのような時代があったことに一つ安心感を覚えました。
 
また憧れの存在についてのお話にもすごく共感しました。
「向山先生、野口先生などのすごい先生のセミナーに行ったら学びはあるけれど、その延長線上に自分はいない」というところ、本当に今自分が感じていたことを言語化していただき、感動しました。
赤坂先生との出会いで目指すべき道が定まったということでしたが、やはりそういう意味でメンターの存在は大きいんだなということが、ものすごく腹落ちしました。
自分がいろいろな先生への憧れを経て、今は岩瀬直樹先生の方へ進んでいることも納得しました。
 
最後の質問の時間があったのでこんなことを聞きました。
「職員内で、学ぶ人、そうじゃない人がいることに課題を感じている。どのような取り組みをされていますか。」
 
それに対して飯村先生のお答えが一番衝撃的で、昨日の一番の学びとなりました。
「学びの形は人それぞれ。こうやってセミナーに来る人もいれば、人から学ぶ人もいる。だからあまり気にしない。」
 
この答えから、天狗になっている自分に気づきました。
何を思い上がっていたんだと。
「自分ってこんなに学んでいるのになんだよ!」みたいな気持ちがきっとどこかにあって、それを見透かされたんだなと思いました。
飯村先生の仰るように、本やセミナーに学ばずとも自分よりも指導が上手で、授業が上手な人ってゴマンといます。その人たちの顔が一気に浮かんできました。
 
 帰りの電車内でその自分を恥ずかしく思いました。
まさに気づきをいただきました。
 
 
人とあって、人と話す。それは間違いなく学びをいただくチャンスとなる。
心からワクワクした。
そして多くの気づきをもらえる半日となりました。
ありがとうございました!!
 
学ぶって楽しい!!
初の3000字越え。書きすぎた笑